札幌市社連　３年度総会　新委員長に白崎校長（八軒西小）　全国大会へ“社連の哲学”心に

（札幌市 2021-04-15付）

市社連総会・白崎委員長

　札幌市社会科教育連盟（＝市社連）は１０日、ホテルライフォート札幌で令和３年度総会を開いた。夏・冬の学習会、新春学習会の開催などを盛り込んだ３年度事業計画などを決定。役員改選では、新委員長に八軒西小学校の白崎正校長が就任し、４年度の全国大会に向けた決意を語った。

　開会に当たり、山下豊委員長があいさつ。前年度、新型コロナウイルス感染症の影響で全道大会や新春学習会、夏、冬の学習会を中止したことを振り返った。その上で、研究方法や情報交換の在り方を工夫しながら研究を継続できたことに対して謝意を示した。

　また、４年度に全国小学校社会科研究協議会北海道大会が開催されることや、本年度、連盟が創立７０周年を迎えることにふれ、コロナの感染状況を踏まえ、今後も研究活動が円滑に進むよう工夫しながら研究を進めることを求めた。

　議事に移り、３年度の業務・事業計画などを審議。活動の方針・ねらいとして「連盟が組織体として機能するように、全体の把握に努め、効果的・効率的な組織を目指して組織改善の工夫に努める」など５点を掲げた。

　本年度の重点には「コロナ禍を踏まえた上で、４年度の全国大会を見据え、研究の歩みを加速させることができるよう研究推進および運営を支えていく」など７点を設定した。

　本年度事業計画には、８月２１日に夏の学習会、来年１月１５日に新春学習会、２月に冬の学習会の開催を盛り込んだ。また、１１月には全道大会札幌大会を開催することなどを確認した。

　役員改選では、新委員長に八軒西小の白崎校長を選出。白崎新委員長は「委員長という責務を役員の心を一つにやり遂げる」と決意を語った。

　４年度の全国大会までの研究・運営に当たり心に留めておきたいこととして、①変わらないもの（社連の哲学）の価値を心に刻んで研究を進める②道社会科教育連盟の札幌大会を全国に向けて発信する③自校の研究、札幌市の社会科教育の充実に貢献する―の３点を示した。

　本年度の役員はつぎのとおり。

　＝すべて校長、敬称略＝

▽委員長＝白崎正（八軒西小・新）

▽副委員長＝附田裕哉（宮の森小）、松尾則明（ノホロの丘小）、橋本隆（東白石小）、千葉一博（平岡南小）、金澤敦（札苗中）

▽監査＝北本雅人（発寒小）、菅野光明（稲穂小・新）

▽事務局長＝山本秀夫（真栄小）

(札幌市 2021-04-15付)