札幌市中学校長会が例会・研修会　研鑚と職能向上求める　中村会長　方向性共有を

（札幌市 2021-04-13付）

３年度活動方針などについて協議した

　札幌市中学校長会（中村邦彦会長）は９日、ホテルライフォート札幌で令和３年度４月例会・研修会を開いた。共同研究基本主題「新たな未来を紡ぎ、よりよい社会を創る力を育む札幌市中学校教育」のもと、会の組織と機能を一層充実させながら、校長としての研鑚と職能の向上を目指すことを確認。中村会長は、校長同士が情報交換を積極的に行い、方向性を共有することを求めた。

　冒頭、中村会長があいさつ。

　基本方針として、「市に住むすべての子どもたちに、良質で、よりよい教育を、等しく提供するために、連携をする校長会」を目指していく考えを表明。「子どもたちが伸びやかに生活する中で自己表現を目指すことのできる、安全で安心な学校を創るために、情報を共有し、互いに支援し合うために協働していきたい」と決意を語った。

　続く全体会では、３年度活動方針や活動の重点などについて協議。

　活動方針では、共同研究基本主題「新たな未来を紡ぎ、よりよい社会を創る力を育む札幌市中学校教育」のもと、会の組織と機能を一層充実させながら、校長として研鑚と職能向上を図っていくとした。

　活動の重点として、①校長会の組織・運営の強化と研修の充実②学校運営の改善と充実③学校経営の条件整備と教職員の待遇改善④教育関係機関や諸団体との連携強化―の４点を設定。

　うち②では、学校の管理運営、旅行的行事の在り方等の研究・推進や、新学習指導要領全面実施における教育課程編成の研究を進めていくことなどについて申し合わせた。

　このほか、３年度各部活動推進計画および研究の概要や、全日本中学校長会札幌大会に向けての業務組織・準備日程等について確認した。

　このあと、部会研修、各区研修会を行い、３年度研究主題や、各業務について意見を交わした。

(札幌市 2021-04-13付)