子の命と学びを守る共同宣言　教育関係２５団体が発出　感染拡大防止へ近く連絡会議

（コロナウイルス関連 2021-04-19付）

　道教委の小玉俊宏教育長は１５日の第４６回北海道新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、感染拡大防止に向け、教育関係団体による「子どもたちの命と学びを守る共同宣言」の発出を検討していることを明らかにした。近く公立・私立の各校種の教育関係２５団体による初の連絡会議を開催し、感染防止の基本ルールなどを盛り込む宣言をまとめる。小玉教育長は、関係機関が一丸となって感染拡大防止に取り組んでいくとした。

　全国的な感染の再拡大がみられる中、道内でも変異株が増加している。道は１５日に道庁本庁舎で開いた第４６回道新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、札幌市内の不要不急の外出と札幌市との不要不急の往来を控える協力要請を５月１４日まで延長することを決定した。

　会議で小玉教育長は、今後、学校行事や部活動が本格化して移動・交流が活発化する大型連休を控えていることから一層の警戒が必要との認識を表明。

　近く道内の幼稚園、小・中学校、高校、大学、専修学校の公立・私立の関係団体２５団体による初の連絡会議を開催する考えを示した。

　連絡会議では、マスク着用、手指消毒、距離や会話など校内の感染症対策の再確認、衛生管理マニュアルの基本的なルールの習慣化、修学旅行や部活動における感染予防ガイドラインの順守などを、「子どもたちの命と学びを守る共同宣言」としてまとめ、発出する予定。

　小玉教育長は、幼稚園児から大学生、教職員など直接の当事者約７５万人とその家族に呼びかけていくとし、関係機関が一丸となって感染拡大防止に取り組んでいく構えだ。

(コロナウイルス関連 2021-04-19付)