札幌市教委　２年度教職員相談室利用　元年度比８４件増　２９０件　コロナで負担増　積極活用を

（札幌市 2021-05-18付）

令和２年度札幌市教職員相談室の利用状況（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委は、令和２年度教職員相談室利用状況をまとめた。相談件数は、前年度比８４件増。相談内容では、「仕事」が１０４件で１８件増、「健康」が７６件で２７件増加した一方、「ハラスメント」が２８件と前年度より７件減少した。市教委は、園・学校において、新型コロナウイルス感染症への対応で教職員の心身に負担が生じていることを懸念。その上で、各園長・校長に対し、相談室の積極的な活用を呼びかけている。

　市教委は、昭和５０年に教職員の日常生活や職場内の悩みについて話し合い、問題解決に協力するための教職員相談室を設置し、２年１０月までは、保健師と教職経験者が相談に対応。現在は、教職経験者と看護師が月曜日から金曜日まで常駐し相談を受け付けている。

　２年度の相談人数（実人数）は、前年度２１人減の５８人で、内訳は男性２０人、女性３８人。

　相談者は「本人」が４１人、管理職が１２人などとなった。

　相談件数は、８４件増。相談内容は、仕事が１０４件、健康が７６件、ハラスメントが２８件、生活全般が６件、その他が７６件。

　前年度比では仕事が１８件、健康が２７件、生活全般が２件、それぞれ増加。一方「ハラスメント」は７件減少した。

　なお、相談受付時間は２年１０月から変更し、平日午前１０時１５分から午後４時４５分までとなっている。

　相談希望者は、市教委教職員相談室・電話０１１（２７１）１１８５。

(札幌市 2021-05-18付)