道国公立幼・こども園長会が総会等　新会長に笹山雅司氏　各園の幼児教育　一層推進

（関係団体 2021-05-19付）

道国公立幼稚園・こども園長会・笹山雅司会長

　道国公立幼稚園・こども園長会は１４日、ホテルライフォート札幌から第３４回総会・経営研究大会をオンライン開催した。新会長に就任した札幌市立かっこう幼稚園の笹山雅司園長は「それぞれの幼稚園の歩みが一層進むよう尽力していきたい」と抱負を。また、認定こども園上更別幼稚園の伊藤昭宙園長が幼少連携等について提言したほか、＝北海道通信社の村上直史参与が園長のリーダーシップ等について講演。参加者は今後の幼児教育の在り方について考えを深めた。

　新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンライン開催とし、全道から会員が参加。議案は書面決議とした。

　開会式では、来賓として出席した道教委の池野敦教育部長、札幌市教委の檜田秀樹教育次長があいさつ。池野教育部長は、学校教育の基礎となる幼児教育について、スタートカリキュラム作成など小学校と緊密に連携する重要性を指摘。幼児教育の質の向上、感染予防に尽力する現場の支援に努めていく考えを示した。

　教育行政説明会では、道教委幼児教育推進センターの松浦隆史主査、特別支援教育課の吉田卓郎主査、生徒指導・学校安全課の金子芳生課長補佐が国・道教委の施策について説明。

　つぎに、伊藤園長が「小規模園における子供の育ちを支えた保育の工夫～幼小の連携を通して」と題して提言発表。幼小間の異年齢交流や教職員連携によるスタートカリキュラム、アプローチカリキュラム作成の取組や成果を説明した。

　最後に、村上参与が「幼児期にふさわしい教育の推進に向けて～今、求められる園長のリーダーシップ」と題して講演した。

　役員改選では、新会長に札幌市かっこう幼の笹山園長を選出。笹山新会長は「道教委、札幌市教委と連携を深め、全国の幼稚園とつながり、それぞれの幼稚園の歩みが一層進むよう尽力していきたい」と述べた。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝笹山雅司（札幌市かっこう幼・新）

▽副会長＝伊澤昭宙（認定こども園上更別幼）、佐藤寛之（共和町中央幼児センター）

▽監査＝木内裕子（小平町小平幼・新）、松澤晃二（札幌市きくすいもとまち幼・新）

▽事務局長＝菅原由美（札幌市ひがしなえぼ幼）

(関係団体 2021-05-19付)