道教育振興会　３年度定期総会　濱田副会長が新会長に　８月　釧路で教育を考える会

（関係団体 2021-05-19付）

道教育振興会・濱田美樹会長

　道教育振興会は１３日、ホテルライフォート札幌で令和３年度定期総会を開いた。本年度の基本方針を「今日の我が国の教育の動向を見極め、克服すべき教育課題をとらえ、公正な教育世論の醸成を図り、北海道教育の正常化と活性化に寄与する」に決定。８月２１日に釧路センチュリーキャッスルホテルで第３７回北海道の教育を考える会～釧路の集いおよび第４１回合同教育講演会を開くことなど、事業計画を決めた。役員改選では、濱田美樹専任副会長を新会長に選任した。

　今回の総会では、参集、オンライン参加、総会前日までに意見書を提出の方法で決議を行った。

　開会式の冒頭、濱田専任副会長が工藤達成会長のあいさつを代読。コロナ禍にある学校は、常に感染症防止対策の継続、児童生徒の学習保障、変更せざるを得ない教育課程、保護者への情報発信などに対応している現状を踏まえ、「確かな情報をとらえなければならない」と強調。

　新しく出てくる様々な課題に対して、関係団体や各支部で認識を共有していく必要性を説き、未来ある子どもたちの発展を願う活動の重要性を伝えた。

　引き続き、上田環常任理事が鈴木直道道知事からのメッセージを代読したほか、道教委の佐藤裕之教育指導監、札幌市教委の相沢克明学校教育部長がそれぞれ祝辞を述べた。

　議事に移り、本年度活動方針、事業計画を審議。

　基本方針は、「今日の我が国の教育の動向を見極め、克服すべき教育課題をとらえ、公正な教育世論の醸成を図り、北海道教育の正常化と活性化に寄与する」とし、重点に「公正な教育世論の喚起・醸成と交流を図る」など５点を設定した。

　事業計画は現時点で、第３７回北海道の教育を考える会～釧路の集いおよび第４１回合同教育講演会を８月２１日に釧路センチュリーキャッスルホテルで開催する予定。

　併せて、本年度の事業と会議開催に当たり、引き続き、新型コロナウイルス感染症拡大防止に配慮しながら、オンラインや書面などで行うことや、中止も視野に検討するとした。

　役員改選については、任期が２年度から２ヵ年としているが、今回、工藤会長が退任。新会長に濱田専任副会長を選出した。

　濱田新会長は、発足以来の基本理念を継承しながら、「コロナ禍の中で“何ができるか”“何をしなければならないか”を考え、子どものたちの学びを止めないためにも活動を続けていく」と抱負を語った。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝濱田美樹（新）

▽副会長（専任）＝赤岩輝雄（新）

▽監事＝栗原清昭、大久保慧、中島巌

(関係団体 2021-05-19付)