オホーツク局　不祥事防止へ目標等設定　飲酒運転根絶など重点　コンプライアンス確立会議開く

（道・道教委 2021-06-09付）

　【網走発】オホーツク教育局は、令和３年度管内コンプライアンス確立会議を書面開催し、本年度の重点目標などを決定した。重点目標には「飲酒運転の根絶および交通違反・事故の防止」など３点、重点的な取組として「実効性のある校内研修の年３回以上の実施や日常からの意識啓発など服務規律の保持に向けた反復継続的な取組の推進」など２点を定めた。

　２年度の管内における懲戒処分発生状況などを踏まえ、重点目標には「飲酒運転の根絶および交通違反・事故の防止」「体罰の根絶」「わいせつ・ハラスメントの根絶」の３点を設定した。

　重点的な取組については、①実効性のある校内研修の年３回以上の実施や日常からの意識啓発など服務規律の保持に向けた反復継続的な取組の推進②初任段階教員や期限付教職員など経験の浅い教職員に対するきめ細かな指導を実施―の２点。

　①では、研修資料を活用した事例演習によって、自らが当事者になった立場で考える機会を設けるなど実効性のある研修を推進するよう求めている。また、日ごろから軽微な交通違反にかかる報告を求め交通法規の順守に向けて指導することや、不祥事防止にかかる掲示・回覧物等による意識付けを反復継続的に行うことで、教職員の心に響く取組を充実させる必要性を示している。

　②では、初任段階教員や期限付教職員など経験の浅い教員の事故が続けて発生していることから、適宜、研修や面談などを通じたきめ細やかな指導を実施し、早い段階で当該教職員が教育公務員としての自覚をもち、自らを律することができるよう取組を進めることを呼びかけている。

　また、前年度に引き続き独自のリーフレット『信頼される教職員であるために』を作成し、重点目標の項目ごとに実際の懲戒処分事例、防止に向けたワンポイントを紹介。

　免職となった場合、教員免許の失効、退職金の原則不支給などの影響があることを示し、不祥事の防止に向けて、「教職員一人ひとりの自覚と取組が不可欠」と強調している。

(道・道教委 2021-06-09付)