オホーツク局　学校教育指導開始　３年度は遠隔実施基本　訪問は一部小と全中

（道・道教委 2021-06-08付）

初日は北見市内の小学校９校を対象に実施

　【網走発】オホーツク教育局の令和３年度学校教育指導が１日から始まった。本年度は、学校を訪問して実施する２次協議は一部の小学校とすべての中学校を対象に行う形式に変更。１～３次協議すべてで遠隔システムによる実施を基本とした。１日は北見市内の小学校９校を皮切りに１次協議を行い、管内学力向上支援事業「オールオホーツクで学力向上を！」のロードマップ、全国学力・学習状況調査の結果分析などについて各校の状況を確認した。

　オホーツク局では、各学校における教育の充実を図るため、１～３次協議の３段階で義務教育指導班の指導主事による学校教育指導を実施している。

　実際に学校を訪問する２次協議は本年度、実施方法を一部変更。中学校については新学習指導要領が全面実施となったことなどを踏まえ、すべての学校（義務教育学校後期課程）を対象に実施。小学校（義務教育学校前期課程）は一部を対象に実施する。

　それ以外の学校はウェブ会議システムＺｏｏｍなどの遠隔システムを活用して実施することとし、１～３次協議すべてで遠隔システムによる実施を基本とする。

　１次協議の初日となった１日は、Ｚｏｏｍで教育局、学校、市教委の３者をつなぎ、北見市内の小学校９校を指導助言した。

　そのうち、東小学校（佐藤和俊校長）では、髙嶋優美指導主事が対応。５月に行われた組織力強化会議の振り返り、「オールオホーツクで学力向上を！」のロードマップに基づく２年度の取組の評価や本年度の目標設定、全国学力・学習状況調査の自校採点結果の分析、１人１台端末の活用に向けた取組状況などについて協議した。髙嶋指導主事は「授業改善推進チーム教員も巻き込んで取組を進めていってほしい」などと助言した。

　１次協議は、６月下旬までの日程で行う予定。

(道・道教委 2021-06-08付)