道教委　医療的ケアに関する基本研修　安全・適切な対応目指し　遠隔で結び１５校４８人参加

（道・道教委 2021-06-07付）

遠隔による演習で手順を確認

　道教委は５月２１日と２４日、特別支援学校における医療的ケアに関する基本研修会をオンラインで開催した。１５校から４８人が参加。講義動画の配信、医療的ケアの演習を遠隔で実施し、安全・適切にケアを実施するための知識の習得に励んだ。

　研修は、特別支援学校の教員に対してかっ痰吸引や経管栄養など医療的ケアに関する講義・演習を通し、安全・適切に医療的ケアを担う教員を養成することが目的。

　対象は、看護師が配置されている特別支援学校で医療的ケアを実施予定の学校。オンラインで１５校から４８人が参加した。

　講師は、北海道大学大学院保健科学研究院のコリー紀代助教、医療法人稲生会の佐々木恵看護師が担当。初日、重度障がい児・者の地域生活、かっ痰吸引、経管栄養に関する講義を実施。習得状況を確認する筆記試験も行った。

　また、かっ痰吸引や経管栄養のシミュレーター演習を実施。受講者はそれぞれ実施手順を確認し、行為のイメージをつかんだ。

　現場演習は、実際に対象となる児童生徒のいる現場において、指導看護師や経験のある介護職員の取組を見ながら演習した。

(道・道教委 2021-06-07付)