道教委　小規模高校魅力化事業　３年度指定校に１５校　地域協働の体制構築目指す

（道・道教委 2021-06-04付）

　道教委は、小規模総合学科校等による地域と連携・協働した高校魅力化推進事業の３年度指定校を決定した。総合学科を設置している浦河高校、普通科単位制を設置している岩見沢西高校、連携型中高一貫を導入している湧別高校など１５校を指定。各指定校は実践テーマ「地域と連携・協働した組織体制の構築」などに関する教育活動を展開していく。

　事業は、平成２５年度から実施しているもの。小規模校となった総合学科校において、地域創生の観点から地域と連携・協働して実施する高校の特色化・魅力化に向けた取組を支援し、高校の教育環境の充実、成果の普及を図るとともに、本道の高校教育の活性化につなげる。

　対象は、１学年３学級以下の全日制道立高校のうち、総合学科設置校、普通科単位制・専門学科単位制、フィールド制、連携型小中一貫教育を導入している学校。

　指定校は、実践テーマ①地域と連携・協働した組織体制の構築②地域創生や持続可能な社会づくりの観点からの探究活動等の充実③その他、地域の高校としての魅力化を推進するための教育活動―に関する取組を行う。

　研究指定期間は１年間。取組内容等について生徒や保護者、地域住民の理解を深めるとともに、ほかの学校における教育活動の参考となるよう、各種研修会等で活用が可能なプレゼンテーション資料を作成してホームページで公開するなど、積極的な情報発信に努める。

　本年度の指定校として、総合学科を設置している浦河高、単位制を設置している岩見沢西高、連携型中高一貫を導入している湧別高など１５校を指定した。

　本年度の指定校と実践テーマはつぎのとおり（①地域と連携・協働した組織体制の構築②地域創生や持続可能な社会づくりの観点からの探究活動等の充実③その他、地域の高校としての魅力化を推進するための教育活動）。

▼総合学科

▽美唄尚栄＝③

▽余市紅志＝②

▽浦河＝②

▽檜山北＝②

▽池田＝②

▽標茶＝②

▽留辺蘂＝②

▽斜里＝①

▼普通科単位制

▽岩見沢西＝③

▽音更＝②

▽登別青嶺＝③

▼連携型中高一貫

▽鵡川＝①

▽湧別＝③

▽鹿追＝②

▽羅臼＝①

(道・道教委 2021-06-04付)