子ども・子育て会議児童福祉部会　SSW講師に校内研　学校の取組報告　札幌市

（札幌市 2021-06-18付）

　札幌市は１４日、第１回市子ども・子育て会議児童福祉部会をオンラインで開催した。委員８人が出席。児童虐待防止に関する業務改善策や児童相談体制の強化状況などについて協議し、学校関係では、高校においてスクールソーシャルワーカー（SSW）を講師に校内研修を行うなどの取組が報告された。

　市は、令和元年６月に発生した児童虐待による死亡事案を受け、関係機関の環境整備などを進めてきた。

　部会では、児童相談所などで実施してきた７分野９０項目の取組状況について、子ども未来局の担当者が報告した。

　地域における相談体制の強化では、各区に設置している家庭児童相談室で令和２～３年度にかけ、中央区・北区・豊平区で１人ずつ、東区・白石区・西区では２人ずつ職員を増員し、相談体制の強化を図っていることが報告された。

　学校関係では、高校におけるSSWの活用に関する報告が行われ、「市立高校にSSW活用ガイドブックを送付するとともに、SSWを講師に校内研修を行うなど、積極的な活用に向けた取組を進めることができた」と報告し、今後も継続して取組を実施・推進していくとした。

(札幌市 2021-06-18付)