札幌市　アニマドーレガイダンス　積極的に参加し成長を　本道の農と食魅力確認

（札幌市 2021-06-18付）

　札幌市立高校生を対象に食と農業に関する教育プログラムを実施するアニマドーレはプロジェクトにかかわって、札幌市立学校間連携プログラム「アニマドーレ２０２１ガイダンス」が１３日、オンラインで開催された。市立高校生約２０人が参加。歴史や創設の経緯を学んだほか、本年度における今後のプロジェクト内容を確認した。

　アニマドーレは、北海道の農と食にふれることで「農の新たな伝え手を育成する」「高校生のキャリア探究を行う」ことを目的としたプロジェクト。様々な分野のプロフェッショナルと大学生スタッフが企画・運営している。

　これまで、札幌市立高校の生徒が農家での農業体験や商品開発、仕入れなどの体験的な学習を実施し、生き方や働くことの意義、命の大切さなどについて学んできた。

　ガイダンスでは、プログラムの内容に関するオリエンテーションを行ったほか、スタッフの平島美紀江さんがアニマドーレ創設の経緯などを紹介。生徒が様々なことを考え、積み上げ進化してきたアニマドーレの歴史を振り返り、「迷わず参加して一緒に楽しもう」と呼びかけた。

　続いて、高校生のときにプログラムに参加した学生スタッフがアニマドーレの魅力について紹介。「学校の中では決して出会えない人たちとの出会い、学校の中でできないことを学べる」「プロの人たちとの学び、その中で、それぞれ自分の個性を生かすことができ、話すこと、絵を描くことなどそれぞれの特技を生かせる企画がある」「周りにいる様々な分野の大人たちとたくさんかかわることができ、刺激を受ける」などと伝えた。

　このほか、学生スタッフの記憶に残るエピソードやアニマドーレの活動を通して成長したことなどについて交流した。

　本年度のプログラムでは、７月１１日と１８日にオンラインを使った農家バスツアーを実施するほか、９月１２日にアニマドーレ学校、１０月２日にたべフェス、１２月１９日にアニマドーレサミットを開催する予定。

(札幌市 2021-06-18付)