札幌市教委　家庭教育普及啓発　親育ち講演会ウェブで　動画の作成も継続

（札幌市 2021-06-24付）

　札幌市教委は、家庭教育普及啓発の一環で開催している親育ち応援団講演会を、本年度は新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、オンラインで配信する。ウェブサイト「さっぽろ家庭教育ナビ」に掲載する動画の作成も継続し、より多くの市民へ家庭教育の重要性を発信する。２１日付で関連業務を公募型企画競争入札で告示。企画提案書等の提出期限は７月１３日までとしている。

　札幌市では、昭和３９年度から家庭教育学級、平成２３年度から親育ち応援団事業を実施し、家庭教育の普及等に積極的に取り組んできた。

　近年、核家族化の進行や、共働き世帯の増加など家庭環境の多様化を背景に、仕事や子育てのため時間に余裕がなく、家庭教育に関する学習機会を十分に確保することが困難な親も多い。

　このため、３０年度に、ウェブサイト「さっぽろ家庭教育ナビ」を開設した。家庭教育について多様な学習機会を提供。子育て世代の親などを中心に、より多くの市民に家庭教育の重要性を動画などで発信してきた。

　本年度も取組を継続し、さっぽろ家庭教育ナビに掲載する動画を作成。家庭教育の重要性を効果的に周知・拡散できるような内容とし、家庭における気付きや学びを提供していく。

　また、主に子育て世代の親等を対象に、家庭教育を充実させるヒントを発信する親育ち応援団講演会を開催。コロナ禍において、市民が自宅等で気軽に学習できる機会とするため、本年度はオンラインで配信する。

　市教委では、家庭教育普及啓発業務を２１日付で公募型企画競争入札で告示し、受託候補者を募集。企画提案書等の提出期限は７月１３日までとしている。

(札幌市 2021-06-24付)