道小　第２回理事研修会　共感性高い目標設定を　道研の波岸所長が講話

（関係団体 2021-06-30付）

オンラインで開催した

　道小学校長会（吉田信興会長）は２８日、第２回理事研修会をオンラインで開催した。道立教育研究所の波岸克泰所長が「教員の資質向上」と題して講話し、共感性の高い目標を設定する校長のリーダーシップの重要性を説いた。

　はじめに吉田会長は、国家公務員法改正に伴う令和５年度以降の段階的な定年引き上げや教員免許更新制の抜本的見直しなど、国の動向について説明。

　自治体間で新型コロナウイルス感染症対策とGIGAスクール構想の取組に差が生じる可能性があることを伝えたほか、GIGAスクールサポーターの活用を働きかけるよう周知。また、道内各地区の状況把握のため、情報の共有を呼びかけた。

　続いて、道立教育研究所の波岸所長が「教員の資質向上」と題して講話した。

　教職員一人ひとりが役割を自覚し、意欲をかきたてる学校の実現に向け、校長がリーダーシップを発揮して共感性の高い目標を設定する重要性を指摘。教育改革が実現した先の日本の社会や組織について学び続ける必要があるとした。

　つぎに、道教委ICT教育推進課の多田博昭課長補佐、義務教育課の田口範人課長補佐、生徒指導・学校安全課の小西晃課長補佐が行政説明を行った。

　議事に入り、９月１０日にオンラインで開催する道小教育研究石狩・千歳大会の準備状況について説明。会同が中止となったことで分科会における研究発表の動画を期間限定で公開することから、運営の変更点や今後の打ち合わせの予定について確認した。

　このほか、７月１６日に道中学校長会と開催予定の小中合同ウェブ学習会など、今後の活動について協議した。

(関係団体 2021-06-30付)