新会長に新山氏（室蘭栄校長）　道政研　遠隔で総会・第１回学習会
（関係団体 2021-07-02付）

　道高校政治経済研究会（＝道政研）は６月２６日、令和３年度総会・第１回学習会をオンラインで開催した。本年度役員や活動計画などを審議。新会長に室蘭栄高校の新山友邦校長を選出した。

　総会は、新型コロナウイルス感染症拡大予防のためオンラインで対応。事務局がホテルライフォート札幌を拠点に配信し、約２０人が参加。

　総会に先立ち、道政研表彰式として教育功労者表彰を川瀬雅之顧問（前会長）、特別表彰を藤倉水緑常任幹事（前事務局長）に贈ることが報告された。

　総会では、役員改選や３年度活動計画および予算などを審議。

　役員改選では、新会長に室蘭栄高の新山校長を選出した。

　３年度活動計画では、全国公民科・社会科教育研究会全国研究大会（北海道大会）兼道高校政治経済研究会第４６回研究大会の日程を確認。また、研究紀要第１１号を発行予定であることなどを承認した。

　続く第１回学習会では、東進ハイスクールコンテンツ本部模試制作部の景山寛之氏が「２０２１年共通テストを振り返って―公民科を中心に」と題し講演した。　

　今回は「倫理」が易しすぎたために得点調整となった経緯や、思考問題から共通テストを解説。公表された新課程「公共」のサンプル問題を示した。参加者は新たな大学入試共通テストについて研鑚を深めた。

◆全国大会１１月遠隔開催

　総会・学習会のあと、参加者を変更し、３年度全国公民科・社会科教育研究会（＝全公社研）全国大会北海道大会兼道高校政治経済研究会第４６回研究大会の第１回実行委員会をオンラインで開いた。

　会議では、前年度から本年度に延期された全公社研全国研究大会（北海道大会）について、１１月４～５日に開催することを確認。

　大会形式は、新型コロナウイルス感染症対策の観点から、オンライン開催を決定。

　続く協議では、全公社研から大山敏会長（東京都立豊島高校長）と篠田健一郎事務局長（東京都立西高指導教諭）が参加し、大会について審議。①大会経過報告②実行委員会会則③役員選出④大会概要⑤業務内容⑥予算案⑦大会準備日程等―について検討し、原案どおり承認した。

　また、１１月ころに予定していた民族共生象徴空間（ウポポイ）への臨地研修は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止したことを報告した。

　今後、実行委員会は３回開く予定。

◆全公社研道大会

　１１月４日から２日間の日程でオンライン開催する令和３年度全国公民科・社会科教育研究会全国研究大会（北海道大会）兼３年度道高校政治経済研究会第４６回研究大会。初日は全公社研総会のあと、ベストセラー作家の佐藤優さんが「令和の時代の公民科教育に期待すること―子どもたちの幸せな人生のために」と題して記念講演する。また、分科会（政治・経済、倫理）を予定している。

　２日目は、全体発表のほか、政経・公共、倫理に関する文部科学省教科調査官が講話するほか、シンポジウムなどを行う。

　３年度の道政研役員および全公社研道大会実行委員会役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

【道政研】

▽会長＝新山知邦（室蘭栄校長）―新

▽副会長＝太田＝祐（士別東校長）、瀧澤共喜（利尻校長）―新

▽幹事長＝志田光瑞（札幌稲雲主幹教諭）

▽事務局長＝下川欣哉（札幌国際情報教諭）―新

【全公社研道大会実行委】

▽委員長＝新山知邦（室蘭栄校長）

▽副委員長＝元紺谷尊広（有朋校長）、太田＝祐（士別東校長）、瀧澤共喜（利尻校長）

▽事務局長＝佐藤豊記（道高校遠隔授業配信センター教諭）

▽事務局次長＝志田光瑞（札幌稲雲主幹教諭）