道租推協３年度事業計画など決定　新会長に道中･三浦会長　小・中向け副教材作成･配布

（関係団体 2021-06-30付）

　道租税教育推進協議会（＝道租推協）は、令和３年度の事業計画などを決定した。小・中学生向け租税教育用資料（副教材）の作成・配布、税に関する作文の募集など、租税教育の推進・充実に向けた各種施策を継続することを確認。役員改選では、新会長に道中学校長会の三浦利章会長を選出した。

　本年度総会は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、前年度に引き続き書面で決議した。

　道租推協は、次代を担う児童生徒に対し、税に対する関心を深め、税の意義や役割を正しく認識してもらうため、教育関係機関と税務関係機関が相互に協力し、租税教育の推進・充実を図ることを目的として発足し、ことしで２８年目を迎えた。

　前年度の事業として、副教材の配布や、小・中学校、高校を対象に実施した租税教育に関するアンケートの結果を報告。コロナ禍を受け、租税教室（出前授業）開催割合は小学校４７．１％、中学校１５・５％、高校２３・０％といずれも元年度から大きく減少した。

　今後の出前授業については、教育現場の状況を踏まえ、開催時期等の変更、オンラインやオンデマンド形式での対応など、柔軟に対応することで開催割合の向上に努めることとした。

　本年度の事業計画では、前年度に引き続き、来年１月ころに中学３年生用、小学６年生用副教材の作成・配布、租税教育に関するアンケートを実施することを決定。

　また、中学生の税についての作文、税に関する高校生の作文、全道中学生の税をテーマとしたポスター、税に関する絵はがきコン

クールなど、各種作品の募集について、各学校の協力が得られるよう周知するなど支援していく。

　なお、道租推協が作成した本年度用の小・中学生用副教材は国税庁ホームページに掲載されている。

　役員改選では、新会長に

道中学校長会の三浦会長を選出した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝三浦利章（道中学校長会）―新

▽副会長＝鈴木淳（道教委学校教育監）―新

▽幹事＝藤原俊之（道総務部長）―新、秋元秀仁（札幌国税局総務部長）

▽事務局長＝小林茂之（札幌国税局国税広報広聴室長）

(関係団体 2021-06-30付)