札幌豊明高等支援　豊明フェア　生徒の力作１０００点　食器や布製品　２５日まで

（札幌市 2021-07-12付）

生徒が製作した食器などが店舗に並んだ

　市立札幌豊明高等支援学校（小山学校長）は、地下鉄南北線大通駅コンコース内で豊明フェアｉｎ元気ショップを開催している。服飾ものづくり科・工芸ものづくり科・流通サービス科の生徒が製作・梱包した食器や布製品などを販売し、これまでの学習成果を市民に披露している。フェアは２５日まで。

　札幌市障がい者施設等製品販売常設販売所の協力を得て開催しているもので、ことしで８年目。「生徒自ら製造から納品準備、納品を通して流通の仕組みを知る」「自校の製品に愛着と誇りをもち、働く意欲を高める」「地域とのつながりを実感し、働くことへの意識を高める」の３点をねらいとしている。

　商品販売に向け、生徒約７０人が協力して準備を進めてきた。服飾ものづくり科と工芸ものづくり科の生徒が作業学習で食器や布製品、マスクなど約１０００点を製作。流通サービス科の生徒は商品の梱包作業などを担当した。

　令和元年度までは、生徒がショップを訪問。納品補充や店員に売れ行きの様子を聞く学習などを実施していたが、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、前年度に続き本年度も納品補充実習を中止した。

　ショップに設けられた専用コーナーには皿やマグカップ、エプロンなどのほか、昨年から新たに製作している布製マスクなどが並び、来場者が足を止めて商品を選んでいた。フェアは２５日まで開催している。

(札幌市 2021-07-12付)