ＢＹＯＤ方式採用　札幌市立高等の１人１台端末　仕様など検討　８月の説明会で周知

（札幌市 2021-07-12付）

　札幌市教委は、市立高校および特別支援学校高等部における１人１台端末の導入に当たり、個人所有のタブレット端末の学校持ち込み（Ｂｒｉｎｇ　Ｙｏｕｒ　Ｏｗｎ　Ｄｅｖｉｃｅ＝ＢＹＯＤ）を認める方針を固めた。現在は、札幌市立高校・特別支援学校長会において、端末の仕様等に関する協議を進めている。８月中旬から順次開始する市立高校各校の学校説明会で、生徒や保護者らに周知する予定。

　令和４年度から、高校においては新学習指導要領が段階的に実施。情報を適切に収集・整理・分析・発信する情報活用能力の育成やコンピューター等を活用した学習活動の充実が求められている。　

　一方で、高校・特別支援学校の高等部は、ＧＩＧＡスクール構想による端末整備の対象外。このため、市教委は市立高校・特別支援学校高等部の４年度入学生からＢＹＯＤで端末整備を進めていく方針だ。

　今後は、８月中旬から順次開始となる各市立高校の学校説明会において、生徒や保護者に対し、端末購入に向け周知を図る考え。市立高校・特別支援学校長会において仕様などに関して検討し、市教委と調整を進める。

(札幌市 2021-07-12付)