夏季休業中は端末持ち帰り　家庭で操作の習熟を　小樽市教委　活用例等通知

（市町村 2021-07-27付）

　【小樽発】小樽市教委は、夏季休業中に児童生徒がタブレット端末（Chromebook）を家庭に持ち帰るよう通知を発出した。タイピング練習や調べ学習など、操作の習熟を図ることがねらい。児童生徒には「夏休みだ！Chromebookを使ってみよう」と呼びかけ、様々な活用例と使用上の注意点を示している。

　市内の小・中学校では、新型コロナウイルス感染症等によって臨時休業となった場合におけるICTを活用した学習を想定し、６月までに全児童生徒が家庭にタブレット端末を持ち帰り、接続確認を終えている。

　今回、小学校は８月１６日、中学校は８月２２日までの夏季休業中にタブレット端末を持ち帰ってもらい、タイピング練習や調べ学習など操作の習熟を図り、２学期からの学習を円滑に行うこと目指す。

　このため、小学校低・中・高学年、中学校別にChromebookの活用例をまとめ、各家庭に示した。中ではウェブ版の無料サイトを使ったタイピング練習、カメラを活用した植物の観察、教科書のＱＲコードを読み取る音声・映像視聴、自由研究や調べ学習におけるキーボード検索、興味のある国や地域の映像視聴など、発達段階に応じた内容を紹介している。

　さらに、学習と関係ないウェブサイトに接続しないこと、個人情報や誹謗中傷の書き込みはしないこと、破損・紛失・盗難に気を付けることなどを呼びかけている。

　市教委は「授業におけるChromebookの使用時間は限られているため、休業中に様々なアプリや機能をみて、ふれて、体験することで、使う楽しさを知ってほしい」と期待している。

(市町村 2021-07-27付)