札幌市　小学校３校公募提案型売却　９月２１日から応募受付　地域貢献活動実施が条件

（札幌市 2021-07-27付）

　札幌市は、旧石山南小学校、旧常盤小学校、旧石山東小学校の３校跡地について、公募提案型売却を行う。地域交流の場、緊急時の避難場所としての活用など地域貢献活動の実施等を条件とし、７～８月にかけて質問の受付や現場見学会を行い、９月２１日から応募受付を開始する予定。審査委員会による選定を経て、１０月下旬に事業者を決定する。

　旧石山南小は令和元年３月、旧常盤小と旧石山東小はことし３月に閉校。市は、地域コミュニティ形成や災害時の避難場所など閉校後の跡地活用を想定し、学校跡活用検討会議や事業者との対話による市場調査などを進めてきた。

　これらの調査等を踏まえ、市は、学校跡地における地域貢献活動の実施等を条件とした公募提案型売却を実施を決定。求める地域貢献活動の条件は学校ごとに異なり、地域住民の集える場や体育館の積極的な開放、緊急時の避難場所としての活用などを条件としている。

　現在、公募に関する質問を受け付けており、質問期限は８月２７日。８月４・５日には現地見学会を行う。応募書類の受付は９月２１日から３０日までを予定しており、審査委員会による選定を経て、１０月下旬に売却先の事業者を決定する。

　各施設の概要はつぎのとおり（①構造・規模等②地域貢献活動に関する条件③最低売却価格）。

▽旧石山南小学校＝①校舎棟鉄筋コンクリート造４５３１・９５平方㍍・体育館鉄骨造１０３２・７８平方㍍・敷地１万２０３１・８１平方㍍②スポーツ振興の場、緊急時の避難場所、地域交流スペース③９２０万円

▽旧常盤小学校＝①校舎棟鉄筋コンクリート造３階４９８２・１５平方㍍・体育館鉄骨造２階９１７・２９平方㍍・敷地１万６２９４平方㍍②地域コミュニティの維持・向上につながる場、緊急時の避難場所③４７１０万円

▽旧石山東小学校＝①校舎棟鉄筋コンクリート造３階２６１７・３７平方㍍・体育館鉄骨造２階１０２１・６平方㍍・敷地１万６４６３平方㍍②体育館の利用、緊急時の避難場所、グラウンドの利用③４９２０万円

(札幌市 2021-07-27付)