待望の夏休み楽しんで　札幌市立小・中が終業式

（札幌市 2021-07-26付）

代表生徒が今後の意気込みなどを語った

　札幌市立小、中学校は２１日、一斉に１学期終業式を執り行った。児童生徒は、１学期の学習活動などを振り返ったほか、夏休みの過ごし方について思いを募らせていた。

　市立小・中学校の本年度１学期終業式は、小学校１９７校、中学校９４校が２１日に挙行。学校行事設定のため、中学校３校は、別日に執り行った。

　２１日の終業式のうち、八条中学校（中山勝喜校長）では、新型コロナウイルス感染予防のため、第３学年のみが体育館で参加。第１、２学年は各教室でテレビを視聴する形で参加した。

　式の冒頭、各学年の生徒を代表して１年１組の鈴木結人さん、２年１組の熊木祐太さん、３年１組の菅野真衣さんがそれぞれ登壇した。

　鈴木さんは、定期テストでの失敗談をもとに努力の方向性について説き、正しい努力で目標を達成するためにこの夏に苦手分野を克服していく意気込みを語った。

　野球部の主将を務める熊木さんは、委員会活動や部活動において「常に先頭に立って自ら積極的に行動できるようになりたい」と抱負を。

　菅野さんは、受験勉強についてふれ「夏休みは、たくさん時間があり、自分に合った勉強ができる最大のチャンス。この機会を逃さず、自分の将来のために頑張りたい」と語った。

　引き続きあいさつに立った中山校長は「暑さに負けず、コロナに負けず、自分なりの目標をもった充実感のある過ごし方を目指して」と呼びかけた。

　また、東京２０２０オリンピック・パラリンピックについて「正しい在り方で応援することや様々な視点から安全確保のために自分が果たせることを考えてみるなど、それぞれの学びにつなげてほしい」と期待した。

　このあと、報告会・激励会を実施。各部活動が過日開かれた中体連の結果などを報告した。

　なお、市立小・中学校の２学期始業式は、小学校は８月１８日、中学校では２３日に執り行われる。

(札幌市 2021-07-26付)