札幌市と道ラグビー協が出前授業　“トライ”の楽しさ体感　幌西小でタグラグビー指導

（札幌市 2021-07-21付）

２対２のゲームに臨み、トライを目指した

　札幌市スポーツ局と道ラグビーフットボール協会によるタグラグビー出前授業が１９日、市立幌西小学校（村上智樹校長）で行われた。協会の講師３人が、４年生４クラスを指導。児童たちは、パスや捕球などボール操作の基礎練習、１対１、２対２のミニゲームを通して、友達と協力して“トライ”を目指す楽しさを体感した。

　令和元年度、ラグビーワールドカップが札幌をはじめ、日本国内で開催された。これを機に、市スポーツ局と道ラグビーフットボール協会は、ラグビーの普及・振興を図るため、２年度から小学生向けのタグラグビー出前教室を開催。本年度の出前授業は、来年３月までに計６２校での実施を予定しいている。

　幌西小で行われた出前授業には、協会の歌野愛子さん、伊禮慶太さん、新井涼生さんの３人とスポーツ局の真継丈友紀さんが、４年生４クラスを指導した。

　このうち、２組体育（鈴木遥香教諭、児童数３７人）でははじめに、伊禮さんがパスや捕球などのボール操作を解説。正確で取りやすいボールを投げるためには足を肩幅に開き、ボールがへその下を通るように腕を振ることが大切なことを説明した。捕球姿勢では、両手の親指と人差し指で三角形をつくり、少し広げて胸元で構えることを伝えた。

　パス練習に続いて、ボールをもってトライを目指す、１対１、２対２のゲーム形式の練習に取り組んだ。

　児童は、①ボールを前に投げない②ボールを持ったら止まらない・後ろに下がらない―などのルールのもと、「パス！」「やったー！」などと歓声を上げながらゲームを楽しんだ。

　２０日には、練習した内容を踏まえて、より実戦的なゲームに取り組んだ。

(札幌市 2021-07-21付)