札幌市立高　高大連携事業模擬講義　９月５日小樽商大皮切り　札幌市立大や道医療大など

（札幌市 2021-07-20付）

　札幌市立高校協定に基づく本年度の高大連携事業が、９月５日の小樽商科大学を皮切りに順次実施される予定だ。初回は同大大学院商学研究科アントレプレナーシップ専攻の猪口純路教授がアクティブラーニングを主体とした模擬講義を行う。このほか、札幌市立大学看護学部・デザイン学部、北海道医療大学で模擬講義等を予定している。

　市立高８校はこれまで、酪農学園大学、札幌市立大看護学部・デザイン学部、小樽商科大、千歳科学技術大学、道医療大と高大連携に関する包括協定を締結。大学と高校が相互に連携し、相互の教育活動（授業等）に対する支援、共同研究の実施、相互の連携にかかわる既存施設・設備の利用などの取組を推進している。

　高大連携事業は、高校生の興味・関心や自身の進路に合った体験を通して、キャリアデザインを構築することをねらいに平成２１年度から実施している。

　前年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で講義内容および開催方法を一部変更。ＹｏｕＴｕｂｅで動画を配信するオンデマンド形式にするなど、感染症対策を徹底して実施した。

　本年度は、第１回連携事業を９月５日に小樽商科大で実施。アクティブラーニングを主体とした模擬講義を行う。

　担当講師は、同大大学院商学研究科アントレプレナーシップ専攻の猪口教授。「マーケティング論の基礎―ゲストハウスを題材にＳＴＰアプローチを学ぶ」と題して、「大学の授業はどのように進むのか」「大学ではどのようなことが学べるのか」など、同大の“学び”を伝える。

　このほか、札幌市立大看護学部・デザイン学部、道医療大で模擬講義等を行う予定。内容や日程などについては、今後順次決定していく。

(札幌市 2021-07-20付)