なつやすみエコライフレポート　脱炭素化に取り組もう　札幌市発行　小中学生対象

（札幌市 2021-07-19付）

二酸化炭素排出量削減の大切さや取組項目を紹介している（クリックすると拡大表示されます）

　地球温暖化について考えよう―。札幌市環境局は、市内の小中学生を対象にした「なつやすみ　エコライフレポート２０２１」を発行した。“ゼロカーボン都市をめざそう”をテーマに、児童生徒は最大７つの目標を設定。今月２４日から８月２２日までの間、できるだけ多くの目標に挑戦し、地球温暖化対策への意識高揚を目指す。

　エコライフレポートは、市環境局が実施しているもの。平成１９年度冬季からは小・中学校を対象に、夏季および冬季の長期休業中に取り組むエコ行動を点検し、市環境局に提出している。

　今回の夏季休業期間におけるテーマは、「ゼロカーボン都市をめざそう」。二酸化炭素排出量を実質ゼロにするため、児童生徒が身近にできることから取り組んでもらうことを目標に据えている。

　レポートは、小学１～３年生用、４～６年生用、中学生用の３パターンを用意。全パターン共通して、①シャワーは不必要に流したままにしない②家族みんなで早寝早起きをする③窓を開けて風を取り込む④ノートや消しゴムなどの文房具を大切に使う⑤テレビを見る時間やゲームをする時間を減らす⑥北海道産の食材を食べよう―の６項目を設定。４～６年生および中学生には、自らが考えるエコの取組を加え、できるだけ多くの目標に取り組んでもらう。

　取組期間は今月２４日から８月２２日まで。取組終了後には、保護者や児童生徒本人からの感想を記述する。市環境局は、夏季休業期間の終了後もゼロカーボン都市実現に向けて、継続した取組を呼びかけている。

(札幌市 2021-07-19付)