札幌市教委　初の働き方改革表彰式　子とふれあう時間確保へ　成果９校、提案１０校受賞

（札幌市 2021-07-19付）

成果型９校

　札幌市教委は１５日、ＳＴＶ北２条ビルで、令和３年度みんなの工夫で学校を変える働き方改革取組表彰事業の表彰式を執り行った。業務改善に向けた優れた取組を表彰するもので、今回が初めて。成果型表彰では北九条小学校（紺野高裕校長）など９校、提案型表彰では真駒内公園小学校（関根治彦校長）など１０校、延べ１９校（重複含む）が栄に浴した。檜田英樹教育長が各校の代表者に表彰状を手渡し、教職員が子どもとふれあう時間の確保に向け、働き方改革のさらなる推進に期待を寄せた。

　市教委は、業務改善の方向性を示した市立学校における働き方改革に向けて（指針）を昨年６月に策定。学校行事・業務見直しやチーム学校としての体制整備を各校が進めている。

　表彰は、市内の学校等に対する普及啓発などを目的に、初めて実施。創意工夫や企画考案に基づく改善内容を、市立幼稚園・小・中・高校・特別支援学校から募集した。

　表彰部門は、取組を通した成果を評価する「成果型」と、今後の業務改善に向けた取組の提案を評価する「提案型」の２部門。成果型では９校、提案型では１０校を選出した。

　あいさつに立った竹村真一教育次長は「受賞した各校が市のロールモデルになってほしい」と期待。「働き方改革の推進は、教育委員会と学校の協力が不可欠」と述べ、問題の解消へ引き続き協力を求めた。

　受賞校の取組紹介のあと、各校の代表者に檜田教育長が表彰状を手渡した。

　檜田教育長は「教職員が子どもたちの細かな部分まで指導するには、心の余裕が重要。労働環境の改善を進めることで、有望な人材が教職を志すことにもつながっていく」と取組推進の必要性を強調した。

　その上で、「子どもたちにも教職員の素晴らしさを伝えることができるよう、学校一丸となって、働き方改革の取組を推進してほしい」と呼びかけた。

　受賞校はつぎのとおり。

▼成果型

▽北九条小（紺野高裕校長）▽緑丘小（末原恵蔵校長）▽藻岩中（祖根聖吾校長）▽啓明中（須藤勝也校長）

▽幌南小（大牧眞一校長）▽栄小（中塚敦校長）▽手稲宮丘小（松村倫宏校長）

▽常盤中（森剛彦校長）▽平岡公園小（増子義仁校長）

▼提案型

▽真駒内公園小（関根治彦校長）▽手稲宮丘小（松村倫宏校長）▽栄小（中塚敦校長）▽手稲鉄北小（唐澤俊樹校長）▽稲穂小（菅野光明校長）▽栄西小（山田健一校長）

▽美園小（加藤秀樹校長）▽北陽中（小松田靖校長）

▽札幌豊明高等支援（小山学校長）▽北九条小（紺野高裕校長）

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提案型１０校

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