札幌市和光小　ＭａＧ活用授業　まちづくりを考えよう　ゲーム通し最適な行動選ぶ

（札幌市 2021-07-16付）

ビンゴゲームを通し、まちづくりについて学んだ

　札幌市立和光小学校（＝橋直之校長）は１３日、３年生社会科で、市民文化局が作成したまちづくりゲーム（ＭａＧ）を活用した授業を展開した。児童は、ごみの分別や高齢者との交流などに対する最適な行動を選択するゲームを通して、より良いまちづくりに向け、主体的にかかわることの大切さを学んだ。

　ＭａＧは、参加者がまちづくりセンターの所長となって、素敵なまちづくりを目指すもの。サイコロを振って止まったマスのカードのイベントを、自身の手札などを使いながらポイントを獲得し参加者同士で競うゲームとなっている。

　同校は、社会科で市や地域への理解を深める授業を展開。これまでの学びの理解を深めることを目的に、ＭａＧを使用した授業を実施した。

　授業では、新型コロナウイルス感染症防止の観点から、対面形式で行う従来のボードゲームを中止。ＭａＧの要素を取り入れたビンゴゲームを活用した。

　この日、さっぽろ青少年女性活動協会の職員２人が講師を担当。３年生２クラス６６人が参加した。

　はじめに、講師が市民文化局発行の『みんなでまちづくり～ステキな“さっぽろっこ”になろう』を使用し、まちづくりについて説明。道路や建物の整備だけではなく、ごみの分別や除雪、高齢者との交流などを積極的に行うことで、自分や他人が気持ちよく住めるまちづくりにつながることを呼びかけた。

　このあと、児童一人ひとりに「近所のおじいさんに道で会った」「道にごみがおちているよ」などのカード内容が記された４×４マスのビンゴカードを配布した。

　児童は、カードの内容を確認しながらビンゴを完成させるゲームに挑戦。①（取組に）参加する②手伝う③あいさつする④ごみ拾いをする―の４つの中から、カードの内容に最も適した行動は何かを考えた。

(札幌市 2021-07-16付)