札幌国際芸術祭参加型プログラム　８月下旬から４会場で　オンラインイベントも

（札幌市 2021-07-15付）

　札幌国際芸術祭の参加型鑑賞プログラム「ＳＩＡＦ　ふむふむシリーズ」が、８月から開かれる。札幌市民交流プラザや道立近代美術館、モエレ沼公園、札幌芸術の森美術館を会場に、展覧会の観覧のほか、オンラインによる事前情報収集や感想を共有するイベントを計画している。

　札幌国際芸術祭（Ｓａｐｐｏｒｏ　Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ　Ａｒｔ　Ｆｅｓｔｉｖａｌ＝ＳＩＡＦ）は３年に一度、札幌を舞台に開催される芸術の祭典として、平成２６年に開始。市内各所で展覧会やパフォーマンスなどが展開される。

　３回目の開催を予定していた昨年は新型コロナウイルスにより中止に。実行委員会は、「芸術祭を楽しんでもらう方法を来場者目線で考える」を方針に掲げ、ＳＩＡＦ２０２０特別編として、オンラインプログラムや発行物の作成などを実施した。

　本年度は、昨年の方針を引き継ぎ、２年後の芸術祭開催に向けたプログラムとしてＳＩＡＦ　ふむふむシリーズを市内の美術館などと協力して行う。

　プログラムは、４施設で開かれる展覧会が対象。作者や作品などについての事前情報を文章・動画等でＳＩＡＦのホームページに公開し、会場での観覧やオンラインでのプログラムを通して作品を深く知る体験活動につなげる。

　作品への理解を深めたあとは、感想を共有するオンラインイベントなども開く予定。プログラム内容は、ＳＩＡＦのホームページ上で順次公開していく。

　展示内容・展示期間はつぎのとおり。

▼札幌市民交流プラザ

▽高規格「歓迎されざる者～北海道バージョン」＝８月２７日～９月５日

▼道立近代美術館

▽道銀芸術文化奨励賞受賞作家展＝９月１５日～１１月７日

▼モエレ沼公園

▽イサム・ノグチ　あかり展（仮）＝令和４年１月８日～３月６日

▼札幌芸術の森美術館

▽きみのみかた　みんなのみかた＝令和４年１月２２日～３月１３日

(札幌市 2021-07-15付)