札幌市教委　英語教育改善研究拠点校　研究授業やアンケート　北光小、新陵中、清田高で

（札幌市 2021-07-15付）

　札幌市教委は、本年度研究開発事業「英語教育改善プランの推進」にかかる研究拠点校を決定した。北光小学校、新陵中学校、市立札幌清田高校の３校を選定。各拠点校は今後、研究課題の内容に合わせた研究授業やアンケート等を実践するほか、新型コロナウイルス感染症に考慮しながら研究委員による授業参観・ビデオ録画などを行い、外国語教育の改善・充実を目指す。

　市教委は、国際的な視野で創造的に考えることができる子どもの育成を目指し、学校教育の重点に「外国語教育の充実」を設定。昨年３月には英語教育改善プランを策定し、児童生徒の英語力向上および指導方法等の工夫改善を図っている。

　本年度研究開発事業の研究課題「英語教育改善プランの推進」では、学校教育の重点および英語教育改善プランに示す施策や教育内容について、小学校、中学校、高校、中等教育学校が実践的研究を行い、成果等を普及・啓発することで外国語教育の改善・充実に資することをねらっている。

　推進に当たり、本年度研究拠点校として、北光小、新陵中、市立札幌清田高の３校を選定した。

　各拠点校は、英語教育改善プラン会議および校種別研究部会を設置。研究委員と協議しながら自分の考えや気持ちなどを主体的に伝え合う言語活動の充実、「札幌ＣＡＮ―ＤＯリスト」形式による学習到達目標を活用したパフォーマンステスト等による評価などについての実践的研究に取り組む。

　また、研究課題の内容に合わせた研究授業やアンケート等を行い、研究を検証。授業公開は、新型コロナウイルス感染症への対応を考慮し、可能な範囲で研究委員による授業参観やビデオ録画などを行う。

　このほか、１人１台端末・ＩＣＴ機器の効果的な活用、校種間の学びの円滑な接続を図る取組などに関する研究を推進する予定だ。

(札幌市 2021-07-15付)