札幌市教委 地域と共にある学校研究校 類型Aは東白石中校区 類型C定山渓中校区で(札幌市 2021-07-14付)
札幌市教委は、令和3年度研究開発事業「“地域と共にある学校づくりの推進”にかかる実践研究」の研究推進校・パートナー校を決定した。中学校の校区が整合していない中学校区「類型A」として東白石中学校区の4校、1中1小で校区が整合している中学校区「類型C」として定山渓中学校・定山渓小学校を指定。パートナー校は、子どもを育てる合議体の組織、地域住民・保護者による教育支援の仕組みづくり、学校運営協議委員会の目的や推進方法等の在り方についての実践研究を推進する。
市は「小中一貫した教育基本方針」のもと、4年度から全市立小・中学校で小中一貫教育の実施を予定。各校は「自立した札幌人」の育成に資するパートナー校ごとに地域の実情に合った取組を進めていく。
基本方針推進の視点に「家庭や地域とのかかわり」を位置付け、地域との連携・協働の充実を目指している。
また、教育振興基本計画の教育アクションプラン(後期)における施策「地域に開かれた園・学校づくり」において、学校運営協議会制度(コミュニティ・スクール=CS)の導入を検討するとしている。
基本方針におけるパートナー校の類型を踏まえ、市にふさわしい在り方を検討。小・中学校の校区が整合していない中学校区「類型A」として東白石中学校、東白石小学校、本郷小学校、大谷地小学校の4校、1中1小で校区が整合している中学校区「類型C」として定山渓中、定山渓小をそれぞれ研究推進校・パートナー校に指定した。
研究推進校は、学校運営協議会制度導入を見据え、パートナー校で子どもを育てる合議体(学校運営協議委員会)の組織と地域住民や保護者による教育支援の仕組みづくりを研究。学校や地域の実情を踏まえた学校運営協議委員会の目的や推進方法等の在り方についての実践研究を進める。
また、サッポロサタデースクール事業を含む地域との連携による教育支援の充実についての具体的な取組の実践、効果等の検証、PTAや町内会など既存の活動との整理・統合・連携を推進する。
学校運営協議委員会の設置について、パートナー校で1つの設置を基本とするが、実態に応じて、各校それぞれに置くことも可能。委員は、各校長、教職員のほか、保護者代表、地域住民(町内会長、民生委員・児童委員、学校評議員等)、CSコーディネーターを各1人以上必置とし、まちづくりセンター関係者など適当と認める人を各校長の協議によって決定する。
実践研究校は、サッポロサタデースクール事業の実施校とし、地域と学校の一体的な連携・協働の仕組みの整備や見直しを進める。
研究成果は、全市でのCSの導入の検討資料とするほか、取組の記録を収集、保存し、今後の検討会議等において必要に応じて活用する。
(札幌市 2021-07-14付)
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