札幌開成中等　ゴールボール選手と交流　パラ五輪通じ絆深める　ウクライナ男子チームと　

（札幌市 2021-07-16付）

ボランティア局の生徒１５人が参加

　市立札幌開成中等教育学校（宮田佳幸校長）は１３日、東京２０２０パラリンピックに出場するウクライナ男子ゴールボールチームとのオンライン交流会を行った。ボランティア局の生徒１５人が参加。学校紹介ビデオを放映したほか、音に関するゲームや質疑応答などを通して交流を深めた。

　札幌市は、共生社会ホストタウンとして、東京２０２０パラリンピック前にゴールボールのウクライナ男子チームとカナダ女子チームの合宿を受け入れる。

　今回、８月の合宿受け入れに先立ち、７月１２日にオリンピック・パラリンピックをゼミのテーマとして活動している道武蔵女子短期大学の学生とカナダチーム、１３日にこれまで交流を続けてきた市立札幌開成中等教育学校の生徒とウクライナチームによる交流会を実施した。

　うち、札幌開成中等教育とウクライナチームの交流では、同校からボランティア局の生徒１５人が参加した。

　開会に当たり、市スポーツ局の中田雅幸局長があいさつ。８月の合宿に向けて万全な体制で受け入れるための準備を進めていることを報告した上で、「交流会を通して、札幌とウクライナの絆を一層深めるよい機会になれば」と期待した。

　交流では、学校紹介動画で、同校の特色や授業の様子などを紹介。「普段の授業では、ｉＰａｄを使って、調べものをしながら勉強したり、クラスメイトとグループで話し合うなど、アクティブな学習で日々刺激を受けながら学んでいる」などと伝えた。

　続いて、「音クイズゲーム」を実施。様々な音を流し、「３つの国の琴のうち、日本の琴はどれか」「風鈴は日本でどのようなときに使うか」などと音に関するクイズを出題した。

　このあと、質疑応答を実施。生徒は、選手に対し「ゴールボールをはじめたきっかけは」「ゴールボールを通して、印象に残っている出来事は」「おすすめのウクライナの料理は」などと質問していた。

(札幌市 2021-07-16付)