道内各校さまざまな取組紹介　札幌みなみの杜高等支援

（札幌市 2021-07-19付）

パン出張販売

　市立札幌みなみの杜高等支援学校（田中進一校長）は、町内会へのコキアの贈呈や実習の一環としてパンの販売など、様々な取組を実施している。

◆２・３年出張販売　パンなど７種１８５個

　７月８日と９日の２日間、地域実習の一環として、さっぽろ創世スクエアでの出張販売を実施した。２・３年生１４人が参加。学校で育て作物を使用したパンや冷やしクリームパンなど計１８５個の商品が完売した。

　出張販売は、現場で働く経験を通して、意欲の向上を図るとともに、生徒の新たな気付きをこれからの実習の取組に反映させることなどを目的として実施するもの。３年生７人が８日、２年生７人が９日の販売会に参加した。

　今回販売したのは、学校で育てたバジルを使ったバジルチーズパンや道産小松菜を使用した小松菜パウンドケーキのほか、冷やしクリームパンなど７種。生徒は注文の受注や商品の袋詰め、案内係など協力しながら、商品を精一杯ＰＲした。

　来場者の中には、１日に２回来場する市民もいるなど大盛況。２日間ともに完売で活動を終了した。

◆ほうき草の譲渡式　町内会や保育園に

　１３日、同校で生徒が育ててきた、ほうき草の苗の譲渡式が行われた。南区内にある町内会や保育園、老人ホームなどの代表者に生徒が苗を手渡し、これからの成長を願った。

　苗の譲渡は、南区社会福祉協議会からの提案で本年度から開始したもの。全学年の生徒、合わせて２０人が５月から手分けして苗を育ててきた。

　今回、南区内にある町内会や保育園など、７団体に寄贈した。譲渡式では、各団体の代表者が来校。苗の成長を見守ってきた生徒から苗を受け取り、責任をもって育てていくことを約束した。

　２年生の大津英誠さんは「初めて育てたので、最初はうまくいかなかったが、しっかり大きくなってくれた。自分たちの思いが伝わったと思う」と笑顔をみせた。

　今後は、各所で苗を成長させていき、秋ごろに刈り取りを行う。その後、刈り取った草を使用した、ほうき作り体験も行い、地域の交流を深めていく予定。

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ほうき草の譲渡式

(札幌市 2021-07-19付)