旭川知新小 働き方改革実施計画 やりがいのある学校へ 独自に業務改善手引書作成(学校 2021-07-27付)
【旭川発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた旭川市立知新小学校(千葉昌之校長)は、令和3年度実施計画をまとめた。本年度は、教職員が快適に働き続けるための「働きやすさ」に加え、充実感や達成感をもつ「やりがい」を推進する“働きがいのある学校”づくりを推進。効果的で質の高い教育活動を持続的に行う学校を目指す。
実施計画の概要はつぎのとおり。
◆推進地域の取組
【市町村アクション・プランに掲げる取組の推進】
▼具体的な取組
▽管理職対象マネジメント研修の実施
▽学校閉庁日の設定
▽定時退勤日および時間外勤務等縮減強調週間の設定
▼到達目標
▽研修会の実施
▽学校閉庁日を年9日以上実施している学校の割合100%
▽定時退勤日を月2回、時間外勤務等縮減強調週間を年2回
【北海道アクション・プランに掲げる目標達成のための環境整備】
▼具体的な取組
▽スクール・サポート・スタッフの配置
▽部活動指導員の配置
▼到達目標
▽教員の事務的業務のサポートによる勤務時間削減
▽部活動顧問の負担軽減
【成果の把握、検証および各種研修会での普及】
▼具体的な取組
▽教職員の勤務時間の把握
▽働き方改革にかかる教職員意識調査の実施
▽懇談会・ヒアリング等の実施
▼到達目標
▽勤務時間の推移およびアンケート結果を分析し、各報告会において成果を発信する
【教育職員の勤務実態にかかる公表等理解促進】
▼具体的な取組
▽教職員の勤務時間の分析
▼到達目標
▽教職員の勤務時間の推移を分析し、今後の取組に活用する
◆目指す学校の姿
▼目標
教職員が快適に働き続けるための「働きやすさ」と仕事への充実感や達成感をもつ「やりがい」を推進する“働きがいのある学校”づくりを行う。“働きがいのある学校づくり”を通して、子どもたちに対して効果的で質の高い教育活動を持続的に行う学校。
◆推進校の必須取組
【手引に掲げる取組のうち、学校の実情に応じ、取り組むことが可能なものを主体的に実施】
▼具体的な取組
▽外部人材等との連携による時間の確保
▽教材のデータ化による教材準備の効率化
▽分掌組織の見直しなど、業務量の平準化
▽職員室内のコミュニケーション不足の解消
▼到達目標
▽第5章に掲げる取組について、校務分掌や推進委員会で検討し、10点以上の業務改善に取り組む
【すべての教員の毎月の在校等時間を客観的に計測・記録・分析・可視化】
▼具体的な取組
▽出退勤管理システムのデータを職員へフィードバック、超過勤務を長時間行っている職員の状況把握による原因分析
▽職員の状況改善の対策や、意識向上
▼到達目標
▽時間外在校等時間を平均45時間以内にする。
【手引に掲載されていない業務改善(すでに実施している学校独自の取組含む)】
▼具体的な取組
▽定例のクリーンタイムの実施
▽業務改善マニュアル作成による標準化
▽日報、月予定表示のデジタル化
▼到達目標
▽3つの取組によって働きやすい環境が整うことから、働き方アンケート「働き方改革で最も重視すべき目的」で「働きやすい環境」項目を25%以下にする
◆推進校の選択取組
【道アクション・プランに掲げる取組】
▼具体的な取組
▽ICTを積極的に活用した業務等の推進(教材データベースの共有・その他、定型業務の自動化)
▽地域との協働の推進による学校を応援・支援する体制づくりの推進(地域人材による登下校時の見守りの実施や環境整備活動への支援)
▽ワークライフバランスを意識した働き方の推進(定時退勤日、定時退勤週間の実施)
▼到達目標
▽関係業務の所要時間を50%縮減
▽事業への教員動員の50%縮減
▽定時の退勤者100%の達成率80%以上
(学校 2021-07-27付)
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