幌延中 働き方改革実施計画 教材データベース共有 初任者層の超過勤務1割減
(学校 2021-07-28付)

7面表
幌延町における事業の予定(クリックすると拡大表示されます)

 【稚内発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた幌延町立幌延中学校(小野篤夫校長)は、令和3年度実施計画をまとめた。IC小テストや資料等にGoogle Classroomを使うほか、教材データベースの共有を図り、関係業務の所要時間50%縮減を目指す。若手教員への支援として、相談しやすい環境の整備、雰囲気の醸成、初任者向けの研修機会の設定などに取り組み、初任者層の超過勤務時間を前年度から10%以上縮減する。

 実施計画の概要はつぎのとおり。

◆推進地域の取組

【市町村アクション・プランに掲げる取組の推進】

▼具体的な取組

▽学校行事の精選・見直しの推進

▽長期休業期間中における学校閉庁日の設定

▼到達目標

▽全町立学校における学校行事の精選・見直し

▽年間10日以上

【北海道アクション・プランに掲げる目標達成のための環境整備】

▼具体的な取組

▽校務支援システムの全校導入と活用推進

▽授業や分掌業務等でのICTの効果的な活用促進

▼到達目標

▽システムの導入および活用している学校の割合100%

▽ICTを活用している教職員の割合100%

【成果の把握、検証および各種研修会での普及】

▼具体的な取組

▽出退勤管理システムによる在校等時間の推移と分析

▽報告会の開催

▼到達目標

▽学校運営協議会において報告

▽推進校を中心とした報告会を年1回以上実施。好事例の横展開を図る

【教育職員の勤務実態にかかる公表等理解促進】

▼具体的な取組

▽出退勤管理システムによる在校等時間の推移と分析(再掲)

▼到達目標

▽学校運営協議会において報告

◆目指す学校の姿

▼目標

教職員一人ひとりが、ワークライフバランスを意識し、誇りとやりがいをもって働くことができ、教職員が自らを磨きながら、子どもたちと十分に向き合うことができる環境によって、効果的で質の高い教育活動を持続的に実施できる学校。

◆推進校の必須取組

【Road第5章に掲げる取組のうち、学校の実情に応じ、取り組むことが可能なものを主体的に実施】

▼具体的な取組

▽打ち合わせ時間の確保

▽教材データベースの共有

▽職員会議の効率化、時間短縮

▽職員会議のペーパーレス化

▽定期テストの見直し等

▼到達目標

 第5章に掲げる取組について、働き方改革推進チーム(学校運営委員会が兼ねる)で検討し、5点以上に着手する。

【すべての教員の毎月の在校等時間を客観的に計測・記録、分析・可視化によるワークライフバランスにかかる職員の意識向上】

▼具体的な取組

▽出退勤管理システムのデータを職員へフィードバックするとともに、超過勤務を長時間行っている職員の状況について聞き取りを行うなど、原因分析を行う

▽データをもとにして、職員の意識向上を図る研修を行う

▼到達目標

 毎月のデータをフィードバックするとともに、職員の意識向上を図る研修を年2回実施する。

【Road第5章に掲載されていない業務改善(すでに実施している学校独自の取組を含む)を実施】

▼具体的な取組

 小テストやワークシート等にGoogle Classroomの活用。小テストについては印刷・採点・成績管理を効率化

※働き方改革推進チーム(学校運営委員会が兼ねる)の活動で、新たな取組のアイデアを検討。

▼到達目標

 1学期はできる教科から試行。2学期から全教科での導入。

◆推進校の選択取組

【ICTを積極的に活用した業務等の推進】

▼具体的な取組

▽小テストや資料等にGoogle Classroomや調査等にGoogleフォームを活用

▽教材データベースの共有(再掲)

▼到達目標

 関係業務の所要時間を50%縮減。

【若手教員への支援】

▼具体的な取組

▽教材データーベースの共有(再掲)

▽相談しやすい環境の整備、雰囲気の醸成

▽初任者向けの研修機会の設定

▼到達目標

 初任者層の超過勤務時間を前年度から10%以上縮減する。

【学校行事の精選・見直し】

▼具体的な取組

 生徒が入学から卒業までの3年間の中で、行事を通して身に付けさせる力の明確化とバランスの取れた年間スケジュールの構築。

▼到達目標

 超過勤務時間を前年度から10%以上縮減する。

(学校 2021-07-28付)

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