倶知安農高　工事現場視察研修　ＩＣＴ技術等を理解　営農支える建設業に関心

（学校 2021-07-29付）

建設業について理解を深めた

　【小樽発】倶知安農業高校（近江勉校長）の生徒は、１９日に行われた農地区画整理工事の現場視察研修に参加した。２年生１９人がＩＣＴ建設機械の稼働を見学するなど、技術開発が進む建設業について理解を深めた。

　研修は、農業土木工事の現場見学を通して、建設業と農業のかかわりや現在のＩＣＴ土木技術にふれ、建設業の仕事や役割を理解し、進路選択の一つとすることが目的。小樽建設協会建世会主催で前年度から開催している。

　冒頭、菊地真輔建世会会長があいさつし、「建設業者が営農のために基盤整備に尽力していることや、建設業におけるＩＣＴ技術について知ってもらい、建設業に興味をもち、進路選択の参考にしてほしい」と呼びかけた。

　次いで、コマツカスタマーサポート（株）の池野詩帆氏がⅰ―Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎの概要について講義。ＩＣＴ技術などを活用し、建設現場における生産性を向上させ、魅力ある建設現場を目指していることなどを説明した。

　その後、農業土木工事の現場に移動し、施工を担当する白木建設工業（株）（倶知安）の土屋勝也工事係長から工事の目的などの説明を受けた。ＩＣＴ建設機械が稼働する様子などを視察し、ドローンの操縦体験を行った。生徒は建設業について理解を深めていた。

　研修を終えた生徒は、「普段見ることができない工事現場に入ることができ、よい経験になった」「建設現場の人たちがどんな仕事をしているのか知ることができた」などと話していた。

(学校 2021-07-29付)