富良野市扇山小６年現場見学会　道路工事の現状学ぶ　建設関連団体等が主催

（学校 2021-07-30付）

児童は工事現場の臨場感を味わっていた

　【旭川発】富良野市立扇山小学校（桑原啓成校長）の６年生は７月中旬、市内の道路工事現場２ヵ所を見学した。開発局旭川開発建設部（＝旭川開建）、上川総合振興局旭川建設管理部、旭川建設業協会、上川調査設計協会などからなる北のけんせつ担い手育成会議と富良野建設業協会が開催した現場見学会に参加。児童は、工事のスケールの大きさを体感し、建設産業への理解を深めていた。

　見学会は、公共事業の意義を知るとともに、将来の職業としてインフラ整備等を行う建設産業に興味をもってもらうことが目的。今回は、旭川開建が所管する旭川十勝道路富良野北道路の現場を対象とし、６年生２６人が参加した。

　一行はバスで学校を出発し、高規格道路下五区入口から北の峰トンネルを経て、最初の現場となる新富良野大橋に移動。走行することで、高規格道路を実際に体感した。

　旭川開建の担当者が富良野北道路の概要や新富良野大橋上部工の特徴を説明したあと、児童は２班に分かれて体験を実施。高所作業車からの眺めを楽しんだほか、普段は立ち入ることのできない橋梁上部を見て回り、ドローンの操縦も間近にした。

　このあと、土工でＩＣＴ技術を活用する現場を見学。子どもたちは、ダイナミックに進められている土木工事の様子に瞳を輝かせていた。

(学校 2021-07-30付)