札幌市教委　公立夜間の星友館中　募集要項　募集人数は１２０人　授業は平日週５日

（札幌市 2021-09-27付）

　札幌市教委は、来年４月に開校する道内初の公立夜間中学「札幌市立星友館中学校」の募集要項をまとめた。募集人数は１２０人程度。授業は、昼の中学校と同じ平日週５日で、９教科のほか、道徳、総合的な学習の時間、特別活動を行う。２６日から願書受付を開始している。来年４月の入学希望者は１２月２５日までの提出を求めている。

　星友館中学校は、市内全域からのアクセスの利便性やユニバーサルデザイン構造であることなどを勘案し、中央区の資生館小学校内に開校する。

　入学対象は、義務教育の年齢を過ぎた人で中学校を卒業していない人または不登校などの理由で十分に学ぶことができなかった人。また、居住地が札幌市または同校への入学に関する覚書を札幌市と交わしている小樽市、岩見沢市など近隣１１市町村の必要がある。

　募集人数は１２０人程度。

　授業は、昼の中学校と同様、月～金曜日の平日週５日で、午後５時３０分から９時。一コマの授業は４０分で１日４時間授業（途中に給食あり）。夏休みや冬休みなどの長期休業もある。

　授業では、昼の中学校と同じ９教科、道徳、総合的な学習の時間、特別活動を学習。日本語に不安がある人には日本語の支援も行う。

　授業料は無料で、教科書は無償で配布する。教材費など学校生活に必要な費用は、毎月５００円程度かかるほか、給食費として１食３００円必要となる。

　４月～９月に入学でき、入学試験はない。来年４月入学希望者は１２月２５日まで願書を提出する。入学意思確認書等の必要書類の提出を経て、来年２月中に入学者を決定する。

　入学願書は、同校ホームページからダウンロードできる。

　問い合わせは、資生館小内の市教委夜間中学担当課・電話０１１（２０６）８３１８。

(札幌市 2021-09-27付)