文科省　３年度学校給食表彰　道内から門馬則子氏　２１日の全国大会で授与

（国 2021-10-05付）

　文部科学省は、令和３年度学校給食表彰の被表彰者を決定した。道内からは、元札幌視覚支援学校栄養教諭の門馬則子氏が栄誉に輝いた。表彰式は２１日、ホテルライフォート札幌を主会場にオンライン開催する第７２回全国学校給食研究協議大会で行う。

　表彰は、学校給食の普及と充実を図るため、その実施に関して優秀な成果を上げた学校・共同調理場を学校給食優良学校等として、個人・団体を学校給食功労者として表彰するもの。

　本年度は学校給食優良学校等に１２校と共同調理場１場、学校給食功労者１６人、学校給食功労団体１団体を決定した。

　元札幌視覚支援栄養教諭の門馬氏は、児童生徒一人ひとりの障がいや発達段階に応じた学校給食の提供、食に関する指導を校内で中心となり実践。学校を応援する企業、事業所、農業高校などの協力を得ながら外部講師を招へいしたり、特別授業や食育交流、PTA研修など、在校生はもとより保護者、地域の児童生徒に対しても体験を通した取組を企画・実践し、学校・家庭・地域が連携・協働する食育の充実に尽力した。

　道内４校の盲学校・視覚支援学校の栄養教諭と連携し、ICT機器を活用した合同の食育授業、研究協議、情報交換を行うなど、道内特別支援学校の栄養教諭の研究活動を積極的に推進。道学校栄養士協議会の副会長を務めるなど、各種研究団体等の役員および道学校給食研究大会の指導助言者として貢献した。

　さらに、文部科学省の『食に関する指導の手引（第１次改訂版）』の作成協力者として特別支援学校の食育に関する執筆を行い、全国の学校における食育推進に貢献した。

　表彰式は新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、北海道の被表彰者のみ第７２回全国学校給食研究協議大会（１０月２１・２２日、ホテルライフォート札幌）の初日に実施。それ以外の対象者は表彰状の郵送をもって授与とする。

(国 2021-10-05付)