文科省 大学入選調査書で特例 出停等日数記載せず 高校入選でも参考に(国 2021-10-05付)
文部科学省は、新型コロナウイルス感染症の影響で登校できなかった生徒のため、令和4年度大学入学者選抜の調査書の取扱いに関する特例措置を講じる。「出席停止・忌引き等」の日数を記載しないこととし、オンライン学習を受けた場合に転記できるよう、指導要録の記載方法も改善する。
大学入学を志願する生徒が感染症の影響で登校できず、オンライン学習を受けた日を「出席停止・忌引等の日数」として記録された場合、入試に不利益に扱われるのではないかとの懸念が生徒・保護者に生じているための措置。
具体的には、大学入試の調査書の出欠に関する事項のうち、出席停止・忌引き等の日数などを記載せず、大学側で受験生が不利益を被ることがないよう措置を講じる。
併せて、やむを得ず登校できない生徒がオンラインを活用した学習指導を受けた場合、大学入試の調査書などにも転記できるよう、指導要録の記載方法を改善するとした。
1日の記者会見で萩生田光一文部科学大臣(当時)が表明。1日付で各都道府県・指定都市教委教育長などに通知を発出し、4年度高校入学者選抜においてもこれらの取組を参考とするよう要請した。
(国 2021-10-05付)
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