札幌市立高校間連携プログラム　１５日発表会へ議論深め　まなびまくり社会合開く

（札幌市 2021-10-08付）

　本年度市立高校学校間連携プログラム「まなびまくり社」のＳＴＥＰ１の第４回ミーティングが９月２４日、オンラインで開かれた。チームごとにこれまでのミーティングで議論し練り上げてきた計画を共有。１５日に開催する成果発表会に向け、計画を具現化するための議論を深めた。

　まなびまくり社は、これからの地域や社会を仲間とともに考え、一歩踏み出すことを目的にした探究型まなびプログラム。

　少子高齢化、商業の撤退、空き家の増加など、地域課題・社会課題をチャンスとしてとらえ、高校生ならではの新鮮な発想とＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）の視点で課題を発掘し、解決策を探究、実践することで街に活力を与えることをねらいに取り組んでいる。

　これまで、よりよいまちづくりに向けた活動を進めていくため、「食」「空間」「音楽」「遊び」「しくみ」の５チームごとにコンセプト・キーワードを固め、計画を練り上げてきた。

　第４回ミーティングは、１０月の成果発表に向けたＳＴＥＰ１の最後の集会。各チームはオンラインで、「誰のために」「何のために」「何をやる」「その後どうなる」の４点を明確にしながら、ＳＤＧｓの１７の目標を意識した発表、意見を交換した。

　うち、食チームは「地元食材に愛情を」をコンセプトにじゃがいもケーキやリンゴ、洋ナシのマカロンなどのレシピ考案した。

　空間チームは、市内のまこまる（旧真駒内緑小学校）の「子どもの体験の場Ｃｏみどり」にある使われていないピアノにペイントをする企画やペットボトルを利用した企画を伝えた。

　今後各チームは、１５日に開催する成果発表会に向け、様々な分野で活動している人たちの支援・協力を得ながら、計画を具現化していく。

(札幌市 2021-10-08付)