札幌市中学校長会　１０月例会　中村会長　発信型の教育を　自分の気持ち伝わるよう

（札幌市 2021-10-08付）

約３ヵ月ぶりに参集して行った

　札幌市中学校長会（中村邦彦会長）は６日、ホテルライフォート札幌で１０月例会・研修会を開いた。各部の担当者が所管事項を報告し、本年度の学校ＩＣＴ環境整備などについて確認。中村会長は、マスク生活で相手の気持ちを伝えにくくなっている現状にふれ、相手に自分の気持ちが伝わるよう、これまで以上に発信型の教育を目指す必要性を説いた。

　開会に当たり、中村会長があいさつ。新型コロナウイルスのワクチン接種にかかる全国のトラブルについてふれ、今後も生徒が安心してワクチン接種を受けられるよう配慮を求めた。

　また、各校で混乱なく終えた教育実習や、過日開かれた道中宗谷・稚内大会の運営に取り組んだ校長に対して謝意を示した。

　感染症の影響で様々な教育活動が制限される中、マスク越しのため、人間関係が構築しにくくなった現状を指摘。「コロナ禍のマスク生活の中で相手の気持ちを上手に読むという理解型の教育が通用しなくなった」とした上で、相手に自分の気持ちを伝える発信型の教育を目指す必要性を示した。

　議事に移り、各部の担当者が所管事項を報告。令和２年度の子どもアシストセンター活動状況や本年度の学校ＩＣＴ環境整備などについて確認した。

　次回の１１月定例会は４日にイントラ会議で開催する予定。

(札幌市 2021-10-08付)