札幌市　４年度予算編成方針　アクションＰ総仕上げ　追加補強、成長推進枠設定

（札幌市 2021-10-11付）

　札幌市は、令和４年度予算編成方針を策定した。方針のポイントとして①アクションプラン２０１９の総仕上げと新たな成長の推進②局マネジメントの推進とコロナ禍を踏まえた事業再構築―の２点を示した。予算要求書の提出期限は１１月１日まで。予算要求の公開、市長査定を経て、２月初旬に予算案を発表する。

　秋元克広市長の２期目最後の本格予算となる４年度予算では、アクションプラン２０１９の総仕上げとして、プランに掲げた取組を柔軟かつ着実に実施。これまでの実績から事業効果や課題を把握し、成果指標の達成・改善に資するよう、事業の柔軟な見直しや新規事業の構築などの計画事業の追加補強を行う。

　ポストコロナに向けた社会経済活動の回復・発展に資する事業やデジタル化や事務の集約化等の「新たな成長」に資する事業に重点的に配分。アクションプラン２０１９策定以降に生じた新たな財政需要に積極的に対応しつつ、次期まちづくり戦略ビジョンの策定を見据え、コロナ禍における実績に基づく検証を踏まえ事業を再構築する。

　これら事業を着実に推進するため、局マネジメント枠とは別に「追加補強枠」「新たな成長推進枠」を設定。財政局との事前協議の上、積み上げでの要求を認め、財源的な裏付けを含め精査し事業化する。

　今後のスケジュールは、１１月１日までに予算要求書を提出し、１２月上旬に予算要求を公開。１月中旬の市長査定経て、２月初旬に予算案を発表する。

(札幌市 2021-10-11付)