札幌市開成小　運動会　練習成果伸び伸び発揮　低中高３ブロックに分け

（札幌市 2021-10-11付）

　札幌市立開成小学校（古川勉校長）は７日、本年度運動会を開催した。低・中・高学年の３ブロックに分散するなど、新型コロナウイルス感染症防止対策を徹底して実施。例年より４ヵ月ほど遅い運動会に児童たちは、日ごろの練習の成果を存分に発揮していた。

　本年度、新型コロナウイルス感染症の影響で市立小学校全１９９校が例年５月ころに実施している運動会の開催を見合わせた。

　感染症の影響や悪天候による３度の延期を経て７日に開催した開成小では、感染症防止のため、低・中・高学年ブロックごとに分散して実施。開会式、各プログラム、閉会式をブロックごとに行った。

　保護者参加については、１人に限定し、席もブロックごとの総入れ替え形式とした。

　実施したプログラムは、かけっこ（短距離走）と開成ソーラン（ソーラン節）。各ブロック４５分から１時間程度の所要時間を設けた。

　開会式では、感染症拡大防止の観点から例年実施している校長・ＰＴＡ会長のあいさつ、応援合戦を止め、全ブロックでラジオ体操、低学年部のみで選手宣誓を行った。

　参加した５４４人の児童は、それぞれ懸命に競技に臨み、日ごろの練習の成果を伸び伸びと発揮していた。

　古川校長は「保護者の参加人数に制限のある中、子どもたちが日ごろの練習の成果を発揮して懸命に取り組んでいる姿を見ていただだけてよかった。今後も、感染状況を踏まえ、学校行事等を工夫しながら子どもたちにとって価値のある活動を行っていきたい」と話していた。

(札幌市 2021-10-11付)