札幌市立学校　無線ＬＡＮ環境整備　年度内に各校追加配備　回線増強、サポーター訪問も

（札幌市 2021-10-11付）

　札幌市教委は、本年度中に市内の小・中学校、高校、特別支援学校の校内に無線ＬＡＮアクセスポイントを追加配備する。各校２台ずつ無線ＬＡＮの本体と電源、ＬＡＮケーブル一式を整備。このほか、インターネット回線の増強やＧＩＧＡスクールサポーターの配置を進め、学校ＩＣＴ環境の整備を一層推進する。

　市は、国のＧＩＧＡスクール構想にかかわって、２年度に児童生徒への１人１台端末や校内無線ＬＡＮ環境の整備を推進。タブレット端末Ｃｈｒｏｍｅｂｏｏｋを導入したほか、大容量通信ネットワーク環境を整備した。

　本年度は、各学校における端末の通信状況等を踏まえ、移動教室や体育館など、校内の広範囲で端末を使用できるようにするため、校内無線ＬＡＮのアクセスポイントを追加配備。各校２台ずつ無線ＬＡＮの本体と電源、ＬＡＮケーブル一式を整備する。

　また、ネットワークを切り分けできる装置を各学校に配備し、インターネット回線の増強にも取り組む。これによって、これまでインターネットにつなぐ際に通していたメインサーバーとの接点を使わず、各学校から直接アクセスできるようになる。

　このほか、端末に関する校内研修や、個別の質問に対応するＧＩＧＡスクールサポーターを配置。サポーターは、１０月から来年３月の期間に各学校を訪問、端末やソフトウェアの操作方法、活用方法について校内研修を行う。研修は、各校月１回、計６回訪問する予定。

(札幌市 2021-10-11付)