札幌市議会決算特別委員会（令和３年１０月８日）　まなびのサポート事業　高校進学率ほぼ１００％　

（札幌市 2021-10-12付）

　８日の札幌市議会第２部決算特別委員会では、まなびのサポート事業に関する質疑が行われた。

　市は、平成２４年度から学習に不安を抱える生活保護・就学援助を受けている世帯の中学生を対象に、まなびのサポート事業を実施。市内全区に学習教室を開設し、主に児童会館で週１回、２時間程度、大学生ボランティアなどの支援によって学習習慣の定着を図るとともに、年に１～２回程度、野外でのレクリエーションを実施するなど、子どもが安心して過ごせる居場所を提供している。

　これまで、事業の実施期間は単年度で６月から翌年３月までの１０ヵ月間としていたが、３年間通して生徒の学習を支援できるよう令和４年度から通年化する予定となっている。

　阿部俊徳保護自立支援担当部長は、過去５年間の参加者人数について、「平成２８年度６１８人、２９年度５５２人、３０年度５２２人、令和元年４７９人、２年度４４８人」と報告した上で、「高校進学率はほぼ１００％で、一般世帯の進学率と同様となっている」と述べた。

　また、事業の魅力向上については、「卒業後のサポートや生活相談の実施など、学習支援と生活支援の両面を充実させていく」との方針を示した。

　くまがい誠一委員（公明党）の質問に対する答弁。

(札幌市 2021-10-12付)