札幌市中央図書館　キャリア教育行事　対象に中学１年生追加　実施校３校募集　１１月決定

（札幌市 2021-10-13付）

　札幌市中央図書館は、本年度の小・中学生向けキャリア教育行事において、対象に中学１年生を追加して実施する。事業実施校には、トータルコーディネーターを１人以上置き、児童生徒が将来なりたい職業の職種から講師を１人以上選出。講師が進路探究の動機付けとなる講話を行う。参加校を現在募集中、１１月上旬に決定する見通しだ。

　小・中学生向けキャリア教育行事では、子ども読書チャレンジプロジェクトとして、年齢に応じた読書活動推進事業を実施。子どもたちが読書の楽しさにふれ、読書の大切さを知る機会をつくることをねらっている。

　児童生徒が将来の生き方や進路について考える力を育む手助けとなるような講話を行い、図書館を活用した調べ学習の方法を伝えることで、生涯にわたり自主的に読書活動を進められるよう指導する。

　前年度は新型コロナウイルス感染症の影響で事業を中止。本年度は事業の対象をこれまでの小学６年生に加え中学１年生も対象として実施する。

　事業では、トータルコーディネーターを１人以上置き、個別の職業によらない教育全体に関する講話や調べ学習の指導などを実施。小学生・中学生の将来なりたい職業の職種から講師を１人以上選出し、進路探究の動機付けとなる講話を展開する。

　また、図書資料を活用した調べ学習の方法などを説明。説明をもとに児童生徒が調べ学習を行い、なりたい職業の仕事内容や就き方をまとめたものなどの作品を制作する。

　授業は、各参加校を会場に学年単位での実施を基本とするが、感染症状況等に合わせて、クラス単位での複数回実施やオンライン実施も視野に準備を進める。

　現在参加校を募集中。１１月上旬までに小学校２校、中学校１校程度選定する予定。

(札幌市 2021-10-13付)