道教委　道立校で“さぁチェック”　ICTで体調等確認　点検項目編集可　教職員で共有

（コロナウイルス関連 2021-10-15付）

　道教委は、道立学校で「さぁチェック（SA―Check、セーフティ＆アクションチェック）」の運用を開始する。授業、部活動、学校行事の実施前に生徒等が体調や新型コロナウイルス感染症対策の行動を入力し、教職員間で確認して情報を共有するもの。チェック項目は各学校で編集可能で、子どもたちの主体的な活用を促すよう呼びかけている。

　さぁチェックは、いかなる状況でも学校が平常の教育活動を継続できるよう、Googleフォームを活用して児童生徒の体調や行動を確認するシステム。登校、学校行事、修学旅行、部活動の実施前などに道立学校の生徒などが体調や行動を入力する。近く道立学校で運用を開始する。Googleフォームを利用できる市町村立学校でも利用できる。　具体的には、登校前に朝の体温や現在の症状（“良好”“せき”などリストから選択）を入力したり、同居家族の風邪症状の有無などを入力。担任または学年の担当者が、一覧で状況を確認する。

　週の初めに日常とるべき行動を確認する、さぁチェック（every　week）も用意。「必要に応じて正しく手を洗い手指消毒する」「食事の際は黙食する」などの感染症対策の行動を確認する。

　部活動では、マスク着用や共有物の消毒など平常時の活動における対策のほか、大会前・大会中における感染症対策の行動を点検。各点検項目は学校ごとに編集可能となっている。

　道教委は、１３日付で各教育局長・道立学校長に活用手順や生徒への周知方法を通知。朝のホームルーム活動で係の児童生徒が入力を呼びかけたり、昼休みに放送局から全校に周知したりするなど、主体的な感染症対策の取組を促すよう求めた。

(コロナウイルス関連 2021-10-15付)