斜里町教委　新型コロナ対応指針　臨時休業の考え方明記　濃厚接触者等の特定など

（コロナウイルス関連 2021-10-06付）

　【網走発】斜里町教委は、町立学校で児童生徒等や教職員の新型コロナウイルスの感染が確認された場合の対応ガイドラインをまとめた。学校における濃厚接触者等の特定、臨時休業の判断等に当たっての考え方を取りまとめている。

　町教委はこれまで、町立学校における新型コロナウイルス感染症に関する対応マニュアルを作成。感染レベルを踏まえた行動基準や体調不良者が発生した場合の対応について各学校と情報共有してきた。

　今回、文部科学省の「学校で児童生徒や教職員の新型コロナウイルスの感染が確認された場合の対応ガイドライン」、道教委の通知「学校における新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた臨時休業等の取扱いについて」に基づき、町の状況などを踏まえたガイドラインを策定。迅速に対応するため、学校における濃厚接触者等の特定や臨時休業等に当たっての考え方などを、学校のみならず家庭や地域と共有できるようにした。

　ガイドラインは、①家庭への協力依頼②学校で感染者が確認された場合の対応③濃厚接触者等の特定④出席停止の措置および臨時休業の判断―の４項目についてまとめている。

　臨時休業の期間等については、保健所の調査期間等を踏まえた幅広な臨時休業を開始した日を起算日として、５～７日程度を目安に、「保健所の助言等」「感染の把握状況」「感染の拡大状況」「児童生徒等への影響等」を踏まえて町教委が判断する。

　また、臨時休業期間中は、１人１台端末の持ち帰りなどによるオンライン授業等を適宜実施することとしている。

(コロナウイルス関連 2021-10-06付)