道内各校様々な取組紹介　市立札幌新川高

（札幌市 2021-11-16付）

服のチカラプロジェクト

　市立札幌新川高校（熊谷修司校長）は、衣類の寄贈に関するプロジェクトや、小・中学校と連携した活動など様々な取組を展開している。

◆服のチカラＰＪ

回収衣類箱詰め

　１０月下旬、これまで取り組んできた「屈けよう、服のチカラプロジェクト」で回収した衣類の箱詰め作業を同校で実施した。２年生３２０人が、海外の難民キャンプに届けるための衣類を丁寧に整理し、段ボール１０箱分の衣類を提供した。

　プロジェクトは、㈱ファーストリテイリングがＵＮＨＣＲ（国連難民高等弁務官事務所）と共同で実施するもの。小・中・高校生が対象の参加型の学習プログラム。同社社員による出張授業受けた際、子どもたちが主体となって、校内や地域で着なくなった子ども服を回収し、服を必要とする難民に届けている。

　同校は、７月にプロジェクトに関するオンライン講演会を実施。その後、生徒が作成した衣類募集を呼びかけるポスターを校内に貼りだし、校内に回収ボックスを設置した。

　箱詰め作業には、２年生全員が参加。回収した衣類を１枚ずつ広げ、丁寧に折りたたんで、梱包した。

◆近隣小・中学校と協力して清掃活動

　５日、同校近隣の小・中学校と協力し落ち葉拾いのボランティア活動を実施した。午前中に新川小学校の児童、午後から新川西中学校の生徒が参加。公園などの清掃活動に取り組み、校種の垣根を越えて交流を深めた。

　同校と近隣の新川小、新光小学校、新川西中では、校種間連携を深めるため、児童生徒による交流・共同事業を実施。高校生による絵本の読み聞かせなどで交流を深めてきた。

　落ち葉拾いは、新川高の生徒会が中心として実施した。２日に計画していた新光小との活動は雨のため中止となったが、５日は午前中に新川小の児童、午後から新川西中の生徒と公園や地域の落ち葉を拾いながら交流を深めた。

　新川小との活動には、生徒会所属の生徒５人、小学校３・４年生の児童１１１人が参加。新川中央公園内の落ち葉を児童が元気よく拾い、高校生の持つごみ袋で回収した。児童が集めやすいよう、ほうきで落ち葉を１ヵ所に集めるなど、生徒と児童が協力して公園の景観維持に努めた。

　活動中は、「いっぱい集まったね。頑張ろう」「あっちにもいっぱい落ちてるよ」などと声をかけながら交流していた。

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近隣小・中学校と清掃活動

(札幌市 2021-11-16付)