札幌市まちづくり戦略ビジョン審議会　子育て環境一層充実へ　都市像案、基本目標案など確認

（札幌市 2021-11-24付）

基本目標の表記などについて意見を交わした

　札幌市は１９日、札幌ガーデンパレスで第３回まちづくり戦略ビジョン審議会を開催した。委員２２人が出席。ビジョンに盛り込む都市像案や基本目標案のうち、子ども・若者分野では「安心して生み育てることができる。子育てに優しいまち」など３つが示された。

　はじめに、ことし８月３～１９日に実施した戦略ビジョン策定に伴う市民アンケート調査を報告。現行のまちづくり戦略ビジョンで示している２４の基本目標のうち、今後の重要性が高い分野として「働きながら子育てができる環境が整っている」「北海道の食の魅力を生かした食産業が発展している」などを挙げた。

　つぎに、第２回審議会での委員の意見を踏まえ、変更した都市像案を協議。「“ひと”“ゆき”“みどり”の織りなす輝きが、豊かな暮らしと新たな価値を創る、持続可能な世界都市・さっぽろ」など３つの表記について意見を交わした。

　このあと、基本目標について、第２次ビジョンにおける２０の基本目標と目指す姿について、第２回審議会で挙がった委員の意見を踏まえた変更案を確認した。

　このうち、子ども・若者分野では、①安心して生み育てることができる。子育てに優しいまち②誰一人取り残されずに。子どもが伸び伸びと成長し、若者が希望を持って暮らすまち③一人ひとりの良さや可能性を大切にする教育を通して、子どもが健やかに育つまち―の３点を基本目標として示した。

　今後は、来年１月に予定している第４回審議会で、最終案を取りまとめる見込み。

(札幌市 2021-11-24付)