交通事故防止呼びかけ　札幌市など　安全安心パネル展

（札幌市 2021-11-26付）

事故の悲惨さや命の尊さを伝えた

　札幌市と札幌市交通安全運動推進委員会は１９日、札幌駅前通地下広場で安全安心パネル展を開いた。交通安全啓発パネルや道交通事故被害者の会のメッセージを紹介する「いのちのパネル」などを展示。会場に訪れた人は、パネルの前で足を止め、あらためて命の尊さを実感していた。

　市内の交通事故による死者数は今４日現在で前年度比９人減の１６人。刑法犯認知件数は、９月末現在で前年度比５件増の６５０３件となっている。

　パネル展は、市民一人ひとりが自分のため、家族のために交通事故や犯罪を未然に防ぐ意識を高めることを目的に毎年実施しているもの。併せて、交通事故でかけがえのない命や体の自由を奪われた遺族・被害者の手記を紹介する、いのちのパネル展を道交通事故被害者の会の協力のもと開催している。

　会場では、道交通事故被害者の会の手記や自転車の安全利用、交通ルール・マナー等を呼びかける交通安全啓発パネル、空き巣、特殊詐欺等の防犯啓発パネルなどを紹介。また、実際に着用し飲酒状態の怖さを体感する飲酒状態体験ゴーグルを展示した。

(札幌市 2021-11-26付)